そういえばこのことについてちゃんとお伝えしたことがあったかな？と思ったので。
これ、僕のfbのプロフィール画像
そして、Twitterのプロフィール画像
どちらにも書いてあるのは
「寝落ち」
というワードなんです。
僕の技術の目標は
お客様が気持ちよさのあまり寝落ちすること。
たとえばどんなことをやってるの？
という部分で説明させていただくと
各技術において、僕が「寝落ち」にむけて心がけていることは
【カット】
髪を切られている時って眠くなりますよね。
それは、リズムのよいハサミの音や
コーミングの気持ちよさから来ると思うんです。
ハサミの切れ味がよければ、気持ちよい「シャコッ、シャコッ」という音になります。
目指すスタイルに迷いがなければコーミングもリズムよくなります。
コーミングに関しては入れ方抜き方で、お客様が受ける感触がだいぶ変わります。
コーミングが上手いとカットも上手な場合が多いです。
【シャンプー・ヘッドスパ】
頭をマッサージされるのも格別に気持ちいいですよね。
シャンプーの時間だけで寝落ちさせるのは難しいですが、次の顔剃りで寝落ちさせるための下地くらいは作れます。
ヘッドスパくらい時間が貰えれば、寝落ちしてしまう方は多いです。
大事なのは、これもまたリズムだと思います。
お客様の呼吸や心拍を意識しながら
ゆ～っくりと揉み上げる。
これがハマり、自分に酔いしれてくると、
お客様と同化した気分になり、
お客様の眠気が自分にも伝染するという
不思議な現象が起こります 笑
眠りが目標であれば、香りも大事ですね。
【顔剃り】
これもまた上手くやると非常に気持ちのいい技術です。
蒸しタオル、最高ですよね。
顔剃りで大事な要素は、技術者の技術そのものと、何の薬剤を使うか、どんな道具を使うか。
何度も言いますが
僕の目標は「寝落ち」なので
あくまでもソフトに剃ります。
剃刀の刃はベタづけに近いくらい寝かせますし(刃が立つと深剃りはできるが皮膚や髭に対しての抵抗が大きくなる)、
髭や皮膚の状態に応じて一枚刃から五枚刃まで使い分け、極力痛くならないように剃ります。
究極の選択で
ヒリヒリするけどツルツルか
ツルツルまで至らないけど痛くないか
どちらかしか選べないとしたら
後者を選ぶタイプです。
あくまでも目標は寝落ち。
痛いなんてもってのほかです。
でもこの辺は技術者で違いが出る部分だと思いますね。
「僕は一枚刃にこだわります！」
なんていう人はおそらくツルツル派でしょうね。
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そしてタイトル。
なぜ僕は「寝落ち」にこだわるのか。
それは、僕の考える究極の癒しとは「睡眠」だと思うからです。
もう少し正確に言えば、
技術、会話、空間作り、音楽、照明など色々なものが積み重なった上で訪れる「睡眠」に勝る癒しはないと思ってるからです。
ひとときの間でも、日頃のストレスから解放された時間を過ごしていただければいいな、という思いです。
「さーて、今日はどんな感じにしましょう？」
と聞いた時に
「あー、もう、好きにしてくれ。俺は寝るよ。」
と言ってもらえるような信頼関係がお客様と築ければ
理容師冥利に尽きますね。
ストレス満載でお疲れ気味の方
どうぞ寝に来て下さい。
ゆったり仕様のバーバーチェアでお待ちしております。
あーっ！
会話を楽しみたい方も大歓迎ですよ 笑
楽しみ方、癒され方は人それぞれでいいと思いますから。
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投稿者プロフィール
- 理容師
-
昭和33年創業「古澤理容館」の三代目、現在は、癒しメニュー特化型理容室「理容フルサワ～LIVINGROOM～ 」室長。1973年生まれ、出身・在住ともに横浜市鶴見区。全理連ヘアーカウンセラー。2010年横浜市優秀技能者賞受賞。
理容師の為のオンラインサロン『Barber-Bar』主宰。
顔そりやヘッドスパなどの「癒し」に特化したサロンコンセプトのもと、ストレス社会に生きる現代人の疲れや肌荒れと向き合っている。特にメンズ向けのシェービングは「顔そりという名のエステ」として圧倒的な心地良さをもたらし、その独自の顔そり術は評判を呼び遠方からの来客も多い。
活動理念は「顧客様の日常に笑顔が増えるお手伝いをする」。顔剃りとヘッドスパでお客様を眠りに誘うことがやりがい。
ブログは15年以上続けており、ライフワークとなっている。
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