赤ちゃん筆(胎毛筆)は、お子様の誕生記念に産まれた時の髪で作る筆です。
出典 光文堂HP http://koubundo.info/
理容店でカットした髪を、筆業者さんに送付し作成してもらい、出来上がった筆を同じ理容店にてお渡しする、という流れになります。
産後すぐの赤ちゃんの髪はポヤポヤしていて長さも量も足りないことが多いので、実際には生後半年以降に作ることがほとんどです。
僕の娘は髪がなかなか生え揃わなかったのと女の子で短くもできなかったので、2歳になってようやく作りました。
↑いまや中学生になった長女の赤ちゃん筆です。2歳でようやく作れました。
色々わからない所もあるかと思いますので、今日はよくある質問にお答えします。
筆を作るのに必要な長さは?
標準のサイズの筆であれば、5~6センチの長さが必要です。
ただし、人の手で切る以上、全ての髪をピッタリ5~6cm切ることはできないので、少し余裕を持って切ります。
赤ちゃん特有のポヤポヤ髪ですと、一見長いように見えて、実際長いのはチョロチョロっとあるだけで、ほとんどの髪が5~6センチの長さを満たしていなかったりする場合もあります。
また、男の子で丸坊主にしてしまうならまだしも、上の方は長さを残したいとか、女の子だからあまり短くはできない、など、カット後のヘアスタイルのことも考えながら、5~6cmの長さを切っていかないとなりません。
つまり 5~6cm + 残したい長さ が必要な長さになるわけです。
そうなりますと、5~6cmの長さを取れる部分が限られてきます。今生えている髪がある程度長さがあるから大丈夫でしょ!と単純にはいかない難しさがあるのです。
毛量の少ない子向けの小さな筆であれば3~4cmのカットでできるものもあります。
筆を作るのに必要な量は?
標準のサイズの筆であれば、ギュッと束ねて鉛筆大の太さが必要です。
これがなかなか結構な量で、わかりやすく言えば、毛量の少ない子で「上は短くしたくないから、耳周りと後ろで長さを取ってほしい」というようなオーダーですと、量としては「足りるかな~~微妙だな~~~ちょっと厳しいなぁ~~~」という感覚です。
こちらも小さな筆であれば少なめの量で作ることができるものがあります。
↑こちら次女の筆。筆として小さめのタイプですが洋風の部屋には合いそうな感じです。
僕が一番気を付けていること
長さ、量、共に余裕を持って切るようにしています。
一番怖いのは、カット後の髪を業者さんに送ってみたら「量や長さが足らないですよー」という連絡を受ける事態になることです。
(過去に一度だけそうなってしまった事例がありまして、電話口で顔面蒼白になった記憶があります。なにせその時は丸坊主にしてしまっていたので・・・)
そうなりますと、お子さまに髪の長さが残って入ればもう一度切ることができますが(でも最初の希望のヘアスタイルよりかなり短くなってしまいます)、もし残っている髪も短くて足らないとなると、ご両親の髪を切って芯の部分に足すか、再び伸びるまで切った髪をストックしておいてもらうか、になってしまいます。
それはやはり親御さんとしても本意ではないと思いますので、長さも量も余裕を持って切らせていただくようにしています。
また、微妙な場合は、足りない場合を考慮して、申込書に第二希望も書いていただくようお願いしています。これも親御様をガッカリさせてしまわないよう、過去からの経験で学んだ安全策です。
出典 光文堂HP http://koubundo.info/
金額はどれくらい?
紅筆タイプの一番小さいもので6000円位から。
標準の素材とサイズの筆ですと、約10000円くらいで作れます。
そこに付け加えて、箱にも名前や写真を入れたり、産まれた時の日時と体重や両親の名前を入れたり、メッセージを加えたりと様々なオプションが用意されてます。
僕の店でのお客様ですと、10000円~20000円の価格帯の赤ちゃん筆を注文される方が大半かな、という印象です。
材質にこだわったり、オプションを沢山つけたいようでしたら、スポンサー(ジジ・ババ)も一緒にご来店されることをオススメします 笑
それと、当店でのカット料金2160円をカットの際にいただいております。
申し訳ないですがこんなお子様のカットはできません
ある程度までは大丈夫なのですが、激しく動いてしまうお子様、手が出てきてしまうお子様のカットはできません。鋭利な刃物を使う作業であり、お子様の安全が最優先であることをどうかご理解ください。
同様の理由で首が座っていないお子様のカットもできません。
大泣きするのは全然大丈夫です 笑
パパやママに抱っこしてもらいながら、DVDや目の前を走る電車を見せつつ、ごまかしごまかし切っていきます。
↑店舗の目の前が線路なんです
まずは一度LINEまたはご来店を
「今のこの髪で足りるの?」
という心配が親御様にはあると思います。
その際はLINEで写真を送っていただくか
一度ご来店されてお子様の髪を見せて下さい。
いままでの経験に基づいて僕が判断いたします。
もちろん料金はかかりません。
また、ご来店された方にはカタログを差し上げますので、ご自宅でゆっくりと相談して、ご希望の筆を選んでいただければと思います。
LINE@の方は
「光文堂 HP」 http://koubundo.info/
にてカタログをご確認ください。
写真送付用の当店のLINE@はこちらからご登録ください。
【理容フルサワ LINE@ 】
産まれた時の髪で筆を作れるのは一生に一度のチャンスです。赤ちゃん独特のあの髪の質感を「赤ちゃん筆」という形で記念に残してみませんか?
オススメですよー。ポヤポヤ~。
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投稿者プロフィール
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昭和33年創業「古澤理容館」の三代目、現在は、癒しメニュー特化型理容室「理容フルサワ~LIVINGROOM~ 」室長。1973年生まれ、出身・在住ともに横浜市鶴見区。全理連ヘアーカウンセラー。2010年横浜市優秀技能者賞受賞。
理容師の為のオンラインサロン『Barber-Bar』主宰。
顔そりやヘッドスパなどの「癒し」に特化したサロンコンセプトのもと、ストレス社会に生きる現代人の疲れや肌荒れと向き合っている。特にメンズ向けのシェービングは「顔そりという名のエステ」として圧倒的な心地良さをもたらし、その独自の顔そり術は評判を呼び遠方からの来客も多い。
活動理念は「顧客様の日常に笑顔が増えるお手伝いをする」。顔剃りとヘッドスパでお客様を眠りに誘うことがやりがい。
ブログは15年以上続けており、ライフワークとなっている。
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