乾燥肌に特化したエステシェービングと眠れるヘッドスパで忙しい毎日に癒しのひとときを提供するメンズバーバーです。
カットはメンズオンリー、お顔そりは女性も対応させていただいております。疲れたなと思ったら、または乾燥肌にお悩みでしたら、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
こんな状況なかなかないことかもしれないですけど
実際あったことなので、僕の想いを込めて書かせていただきます。
この前僕が髪を切った男の子。
スキンフェードにしていったんです。
フェードって刈り上げのことなんです。
で、スキンフェードっていうのは耳周りの部分をシェーバーではぼ0㎜に刈るスタイルで、色でいうと真っ白になるんです。
で、トップの部分が黒。
なので白と黒の色の差がハッキリ出るんです。
それがわりと今ウケていて、そのスタイルにしていく若い人が結構います。
たしかにこのスキンフェードスタイル、僕は見慣れちゃってますけど、やんちゃ感はあります。
白から黒への色のグラデーション部分を狭くしてツートンカラーに近づけば近づくほどその傾向が強くなります。
先生から指導が
で、その子。
学校に行ったら生活指導の先生に「直して来い」と。
ツーブロみたく色の差をつけるんじゃないと言われたそうなんです。
確かにツーブロ禁止は聞いてました。
でもフェード禁止は聞いてなかったし、、、
本人もそう思ったそうです。
僕もそう聞いてました。
部活で真っ青な5厘刈りはOKでスキンフェードはダメとかどうなの・・・
基本先生だって校則に沿ってモノを言ってるはずなので、もしかしたら先生は、色の差があるヘアスタイルを「ツーブロック」と認識しているのかも。そう思いました。
こういうことをSNSにあげるとたぶん
子供がかわいそう!!僕なら先生捕まえて文句言いますね!!!
とか
ルールがおかしい!!学校に説明させよう!!!
とかなるんでしょうね。
自己満はいらない
でもね、それ本当にその子のこと考えてる??て思うんですよ、僕は。
そりゃ、こっちはプロなので髪のことで先生言い負かすのは簡単かもしれない。
こっちの主張を認めさせれば「権力を倒した俺、最強。」みたいになって気持ちいいかもしれない。
そりゃあんたはいいよ、それっきりだから。
でもね、子供とその先生にはこれから先も付き合いがあるんですよ。
最優先はそっちですよ。
そこを考えたら、乗り込んで文句付けるとか、呼び出して説明させるとか、もしやるならそれは親がリスク覚悟して腹括った上でやればいいこと。
何の責任も取れない他人がやるのは自己満でしかない。僕はそう思います。
僕にできることを考えた
とはいえ、この子は間違ったことをしたわけじゃないんです。
ルールにのっとろうとしてやったこと。
その結果を先生が認めなかった。それだけなんです。
だから僕のできる範囲でこの子を守ってあげることが何かないかな、と考えました。
そう考えて出たのが「ヘアスタイル保証書」でした。
この子はツーブロを注文してないし、切った僕もツーブロを切っていない。
その保証書を書くことにしました。
で、これをママさんに渡しました。←ここ大事
というメッセージです。
どこまで有効かはわかりません、正直。
でも気持ちは伝わるかなと。
僕も認識を改めないといけないですね。すっかり見慣れてしまっているので。
これを肝に銘じようと思います。
カラーとかもそうですけど、ぼくら業界と世間一般とのこういう認識のズレって結構怖かったりするので。
今一度再確認です。
後日談
スキンフェードを直すとなると全部がめっちゃ短くなってしまうことを恐れたこの子は先生に言われた後の数日学校をエスケープしたらしいですw
たくましい笑
で、その後もどうにかはぐらかしつつカットして2週間後、周りが少し伸びてからカットしに来ました笑
とはいえここでまた周りを切ったらまた白くなってしまうので、ちょこっとどこを切ったんだかわからない感じでハサミを入れ、悠々と帰っていきましたとさ。
おしまい。
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投稿者プロフィール
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昭和33年創業「古澤理容館」の三代目、現在は、癒しメニュー特化型理容室「理容フルサワ~LIVINGROOM~ 」室長。1973年生まれ、出身・在住ともに横浜市鶴見区。全理連ヘアーカウンセラー。2010年横浜市優秀技能者賞受賞。
理容師の為のオンラインサロン『Barber-Bar』主宰。
顔そりやヘッドスパなどの「癒し」に特化したサロンコンセプトのもと、ストレス社会に生きる現代人の疲れや肌荒れと向き合っている。特にメンズ向けのシェービングは「顔そりという名のエステ」として圧倒的な心地良さをもたらし、その独自の顔そり術は評判を呼び遠方からの来客も多い。
活動理念は「顧客様の日常に笑顔が増えるお手伝いをする」。顔剃りとヘッドスパでお客様を眠りに誘うことがやりがい。
ブログは15年以上続けており、ライフワークとなっている。
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