『こどもは泣いて当たり前。気にしてませんので。』

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こんにちは。日々キッズカットに勤しむ理容師、古澤です。

 

本日ご来店のあるお子様のお話です。

 

1歳ちょっとのお子様で、激しく泣いて動いてしまったため、カットできずにお帰りになりました。

どうにもできなかった僕も残念ですが、一番残念だったのはやはり親御さんだと思います。

けっこう髪が伸びてましたからね。さっぱりさせてあげたかっただろうなぁ、と。

 

小さなお子さんが泣いてしまうのはよくある事です。

 

泣くだけなら切ることは全然できます。

 

でも、激しく動いてしまったり、手が出てきてしまうと、さすがに出来ません・・・

 

鋭い刃物を使う以上、お子さんの安全が最優先。

怪我させてしまうことがあってはならないからです。

 

プロなんだからそこをなんとか切って欲しいというのもわかりますが、そこはどうかご理解いただければと思います。

 

仮にその状態で無理に切っても大した出来上がりにならないのはプロも一般の方も一緒です。

 

 

押さえつけてカットはしません

僕の店では押さえつけて切ることはしません。

 

なぜなら、カットが嫌いになってしまう確率が高いから。

 

嫌いになってしまうとその後もしばらく苦労するようになります。

 

それは僕らにとっても、親御さんにとっても、お子さんにとっても不幸なことです。

 

だって髪を切るって、本来は楽しいことなのですよね?

 

 

諦めないであと数回トライを

 

なのでお子さんの中で「ここは大丈夫だ」と理解できるまで待つしかないんです。

 

泣かなくなるまでダメもとで何度でも連れてきて下さい。

 

前回は泣いたけど、今回は嘘みたい全然泣かないことが結構あるんです。

 

前回無理矢理切られたとかの嫌な思いをせずに帰っているのが、そこで活きてくるんですね。

 

その泣かなくなるタイミングが次なのか、その次なのか、はたまた・・・いつかはわかりません 笑

 

でも必ずいつかは泣かなくなります。

 

大人で泣いてる人はいませんから。

 

諦めないで連れてきて下さい。

 

 

店に迷惑だと考える人がいる

これを思う親御さんが結構いますね。

 

お店に迷惑かけたくない、と。

 

 

大丈夫です!

 

先行投資みたいなもんです 笑

 

いつかは必ず切れることがわかってますので

 

そこに向けての投資です。

 

 

なので・・・

 

ようやく切れるようになったなぁと思ったら、他の店に行ってしまう事案。

 

これはちょっとつらいです・・・・せめて投資分を回収させてあげて下さい 笑

 

 

カットは本来楽しいもの。

 

それをお子さんがわかってくれる時まで一緒に頑張りましょう。

 

投稿者プロフィール

古澤 達也
古澤 達也理容師
昭和33年創業「古澤理容館」の三代目、現在は、癒しメニュー特化型理容室「理容フルサワ~LIVINGROOM~ 」室長。1973年生まれ、出身・在住ともに横浜市鶴見区。全理連ヘアーカウンセラー。2010年横浜市優秀技能者賞受賞。

理容師の為のオンラインサロン『Barber-Bar』主宰。

顔そりやヘッドスパなどの「癒し」に特化したサロンコンセプトのもと、ストレス社会に生きる現代人の疲れや肌荒れと向き合っている。特にメンズ向けのシェービングは「顔そりという名のエステ」として圧倒的な心地良さをもたらし、その独自の顔そり術は評判を呼び遠方からの来客も多い。

活動理念は「顧客様の日常に笑顔が増えるお手伝いをする」。顔剃りとヘッドスパでお客様を眠りに誘うことがやりがい。

ブログは15年以上続けており、ライフワークとなっている。