髭。
それは男子たる象徴。
髭。
それは男のロマン。
そんなポエムを考えてたら、ふと、天から降ってきた声。
なんと軟弱な。生えてこその髭。それを捨てようというのか。
むむむ。
しかし確かにそうだ。草食系男子がもてはやされるこの世の中。そのような需要があるのも感じているし、実際のところ、うちでもメンズ顔そりエステのお客様が増えている。
うーむ。この事案、自称「髭そりのスペシャリスト」として生きていくには避けて通れまい、、、
脱毛クリームを仕入れる
まずは脱毛クリームを仕入れねば。ということで仕入れたのはこちら。
いや、アンダーをつるつるにする企画ではありませんwww
ベストセラー第1位ということで選びました。口コミも悪くないので。
ただ、付属の注意書きに記されたこの文言はやはり気になる、、、
・顔へのご使用はお控えください。
そう、顔に塗ってはいけないのだ。本来は胸毛やすね毛などを取るためのものなのだろう。髭の硬さはそれとは段違いに格上だ。
しかしアンダーにはOKと書いてある。
僕の認識ではアンダーの硬さは髭にやや劣る程度。十分戦えるのではないか?
しかしこの先の検証はどちらにしても自己責任。何かあっても文句は言えないよ!!という世界での戦いになる。
なんでクリームで脱毛できるの?
その答えはこれだ。
チオグリコール酸。
パーマ液でよく使われるアルカリ性の物質だ。強めのパーマ液の1剤に使われることが多い。ざっくり言えば、これを塗ると髪(髭)がフニャフニャになるのだ。
「肌に優しい成分で毛を溶かし、~~~」「根元から溶かすので生えてくる頻度も少なく、~~~」
とのこと。
と、溶かすの?????
僕らが日頃使うようなパーマ液をバージン毛(髭)に塗ったとしたら、5分10分放置しても毛が溶けるということはございません。
怖い、怖すぎます。『肌に優しく毛を溶かす成分』て一体何でしょう・・・ものすごい矛盾が・・・
検証準備
ご挨拶遅れました。こんにちは、横浜市鶴見区の理容フルサワ~LIVINGROOM~で理容師やってます、室長の古澤です。
髭が濃くて悩んでます。
この検証をするにあたり、脱毛クリームの注意書きを読むと、「できるだけ短い状態で」とのことでしたので、右半分を3日間、左半分を1週間伸ばしました。
本当は全部短いほうが脱毛的にはいいのでしょうが、画的にはビフォアアフターの差が出るほうがいいだろう、というベテランならではの配慮が、右と左で髭の長さを違えるという結果に表れてます。
この半分髭ヅラ状態で3日間普通に生活してました。
あ、あとこれ、サングラスじゃなくてゴーグルですからね。水泳の。
もちろん目に入るのを防ぐためですw
このような期待も受けていたようなので、念のためです。
あー、きっとヒゲと間違えて眉毛までなくなりました的なブログも見れるんだろうなー
楽しみ楽しみ— 鵜飼 正也【名古屋市昭和区 美容師 kocchi.】 (@masa_uuu) February 23, 2018
検証スタート
ではドキドキが止まりませんが検証に移りましょう。ここからはあくまで自己責任です!おすすめしません!
クリームはこんな感じです。
すでにパーマ液の臭いがしてますw
塗り込みます。
おおまかに言えば、顔にパーマ液を塗り込んでます。
口に入りそうで怖いからか、なんかすごく唾がでましたw
この時点ではそれほど沁みてなく、たっぷり付けたほうが良いとのことだったので、追いクリームしました。
10分放置。
ガーゼがなかったので、代用としてタオルでやさしく拭き上げました。
これで皮膚を刺激したからか、このあたりからかなりの痛みが・・・
あ、、無くなってる所と残ってる所、、、
なんかまだらに無くなってる・・・
痛い・・・とにかく痛い・・・・皮膚がブヨブヨしている感じがする・・・
まだらに抜けてる上に、皮膚が赤くなってるのがおわかりいただけるだろうか・・・
ふき取ったタオルはこんな感じに。
うおおおおお
抜けとる、、、、てか、切れてるんでしょこれ、、、なんか壮絶、、、
その後激痛に耐えながら洗顔。もはや触るのもためらうほどの痛み。
やばいやばい!とにかく保湿しなきゃ!ということで保湿しながら洗えてしかも残留アルカリを除去してくれる洗浄料「クリームズクリーム」で洗顔。
このときほどクリームズクリームがありがたいと思ったことはありません。
塗ったまましばらく放置。
なかなかヌルヌルが取れず、結局3回洗い、かなり疲れてきてますw
ヒリヒリがとまらないので、さらに保湿。
もはや抜け殻ですwww
これでもヒリヒリは引かず、天然100%で肌に沁みこむホホバオイルも塗り込んで就寝。
結論
今回はこのような結果になりましたが、これだけは言っておかなくてはなりません。
これは薬剤に一切の責任はなく、「顔には使わないで下さい」という注意書きを無視して、興味本位に使った僕が悪い。
ということです。責任は僕にあるのです。
その点をふまえた上で言います。
僕はもう絶対やらないからね!!
薬剤は用法、用量を守って正しく使用しましょう。
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投稿者プロフィール
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昭和33年創業「古澤理容館」の三代目、現在は、癒しメニュー特化型理容室「理容フルサワ~LIVINGROOM~ 」室長。1973年生まれ、出身・在住ともに横浜市鶴見区。全理連ヘアーカウンセラー。2010年横浜市優秀技能者賞受賞。
理容師の為のオンラインサロン『Barber-Bar』主宰。
顔そりやヘッドスパなどの「癒し」に特化したサロンコンセプトのもと、ストレス社会に生きる現代人の疲れや肌荒れと向き合っている。特にメンズ向けのシェービングは「顔そりという名のエステ」として圧倒的な心地良さをもたらし、その独自の顔そり術は評判を呼び遠方からの来客も多い。
活動理念は「顧客様の日常に笑顔が増えるお手伝いをする」。顔剃りとヘッドスパでお客様を眠りに誘うことがやりがい。
ブログは15年以上続けており、ライフワークとなっている。
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