先日の営業中に見つけちゃいました・・・
わかります?
白いプツプツ・・・
アタマジラミです。
正確にはアタマジラミの卵です。
これからの時期
お子様の頭に出ることが多いので
ここらで一緒に知識を深めておきましょう。
まずは
フケとの見分け方
アタマジラミは頭皮から1cm弱のあたりに並んだように卵を産み付けます。
フケであれば頭皮付近にもでることが多いです。
また、フケであれば引っ張れば取れますが、卵は引っ張ってもなかなか取れません。
発生しやすい場所
耳の後ろや後頭下部に発生することが多いようです。
これは普段子供が自分で頭を洗っていると、手が届きにくかったり洗い残しやすい場所であるためです。
髪が密集して生えている場所でもあるので発生しやすいと思われます。
今回の写真は耳前部で発見しましたので、発生してから少し時間が経っていたと思われます。
アタマジラミを知る
まず、成虫と卵で別々に考えます。
岡山市保健所ホームページより
http://www.city.okayama.jp/hofuku/eisei/eisei_00182.html
アタマジラミの成虫
「スミスリンシャンプー」で駆除することができます。
ですのでアタマジラミの卵を発見したら、まずすべきことはスミスリンシャンプーで用法を守りながら頭を洗うことです。
成虫がいなくなれば、新たに卵を産み付けられる心配もなくなります。
また成虫は飛んだり跳ねたりできませんので、頭から頭、または頭から布やブラシを経由して他の人の頭に伝染します。
頭皮から血を吸って生息します。刺されると痒みを伴います。
岡山市保健所ホームページより
http://www.city.okayama.jp/hofuku/eisei/eisei_00182.html
アタマジラミの卵
厄介なのは卵です。
卵はスミスリンシャンプーを使っても死にません。
なのでシャンプーに付属している目の細かい櫛をつかって削ぎ落としながら、残ったものは孵化するのを待つしかありません。
孵化すれば(幼虫になれば)スミスリンシャンプーで駆除ができます。
卵の孵化は最大で2週間かかると言われておりますので、その間スミスリンシャンプーを使い続けることが大事です。
見た目に卵がなくなっていても、見えにくい場所に残っていることもあります。
その卵が孵化して時間が経つとまた卵を産み付けられてしまいますので、そうなるとせっかく頑張った2週間がリセットになってしまいます。
ですので、見た目に卵がいなくなっていても、念のため2週間は使い続け、完全に駆除しましょう。
アタマジラミになってしまったら
まずはドラッグストアや薬局でスミスリンシャンプーを買い、シャンプーしましょう。
こちらは医薬品なので、ヘアサロンで常備して使用したり、販売することができないのです。
この点ではお力になれず申し訳ないですが、法律なので仕方ありません。
また、枕やタオルや帽子やブラシの共用は他の人に伝染しますので絶対に避けてください。
布を通しての伝染が一番多いそうですので、アタマジラミがいる間は基本的に使ったタオルは廃棄してください。
ただ使ったもの全てを廃棄するわけにもいかないと思いますので、それができない場合は煮沸しましょう。
煮沸をしますと、卵の中がタンパク変性を起こし卵が死滅します。(ゆで卵が中身が硬くなってるのと同じようなものです)
枕はタオルを巻いたり、布団にもシーツを敷くなどして、廃棄もしくは煮沸しやすいものを使うとよいと思います。洋服(特に上着)にも脱ぎ着する際にアタマジラミが付いている可能性があるので廃棄、もしくは煮沸です。
煮沸したあとに洗濯機で洗浄し、死滅した成虫や卵を落としましょう。
ですので煮沸が先で洗浄(洗濯)が後です。
ヘアサロンで対応できること
伝染する可能性があるので、カットしたりシャンプーすることは基本的にお断りしております。
また、先程も申しました通り、使った刈り布やタオル類は廃棄か煮沸洗浄なので、わかっていたのに言わないでカットを依頼してしまったりすると、損害賠償の案件になることも考えられます。
ただ、今回もそうでしたが、親も気付いておらず、髪を切りはじめてから気付くという場合は現実として多々あると思います。
ですので今回も使ったハサミと櫛は洗浄。(金属やプラスチックなので付着はしません)。刈り布やタオルは煮沸後に洗浄をしました。
カット後の髪は全てビニール袋に二重に入れ、ゴミの日まで店外で保管し廃棄、床の拭き掃除もしました。(落ちたアタマジラミが登ってきてまた頭につく、ということはないそうです。が、念のためです。)
このように一度ハサミを入れてしまうと、途中でやめることもできず、カット後の後処理も大変なことになります。
ですので、ご連絡をいただいてご自宅に伺ってカットするか営業時間外にカットするのがベストかと思います。(その際は申し訳ないですが、別途費用をいただきます。)
事前にアタマジラミがいるとわかっていれば、こちらもそれなりの対処ができますので。
予防するには
プールなどで伝染することを考えると、完全に防ぐのは難しいと思いますが・・・
⚪小学生くらいまでは、プールに入った日のお風呂は親が一緒に入って頭を洗ってあげる。
⚪小学校低学年くらいまでは、コミュニケーションがてら、三日に一度くらいは親子で一緒にお風呂に入り、頭を洗ってあげたほうがよいと思います。その際は耳の後ろや後頭部を丁寧に。
⚪頭と頭を接触して遊んだり、服や帽子やタオルの貸し借りは避ける。
とにかく大事なことは、仮に成虫が頭に付いてしまったとしても、卵を産み付けられる前にシャンプーで流してしまえばよい、ということなのです。
そのためにも、この時期は丁寧に頭を洗うこと。
特にお子様の場合は頭皮まで指もシャンプーも届いておらず、髪の毛の上っ面だけをシャカシャカシャカと洗ってる場合が多いので、注意しましょう。
何かわからないことがあれば、地域の保健所へ。
または私でもお答えできることがあれば致します。
この手のブログは間違いがないよう確認しながら書くので、本日は完成に三時間くらいかかりました・・・
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投稿者プロフィール
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昭和33年創業「古澤理容館」の三代目、現在は、癒しメニュー特化型理容室「理容フルサワ~LIVINGROOM~ 」室長。1973年生まれ、出身・在住ともに横浜市鶴見区。全理連ヘアーカウンセラー。2010年横浜市優秀技能者賞受賞。
理容師の為のオンラインサロン『Barber-Bar』主宰。
顔そりやヘッドスパなどの「癒し」に特化したサロンコンセプトのもと、ストレス社会に生きる現代人の疲れや肌荒れと向き合っている。特にメンズ向けのシェービングは「顔そりという名のエステ」として圧倒的な心地良さをもたらし、その独自の顔そり術は評判を呼び遠方からの来客も多い。
活動理念は「顧客様の日常に笑顔が増えるお手伝いをする」。顔剃りとヘッドスパでお客様を眠りに誘うことがやりがい。
ブログは15年以上続けており、ライフワークとなっている。
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